2017年3月1日水曜日

小城羊羹

管理人です
ふたたび羊羹(ようかん)の話し

みなさんは羊羹のふるさと、九州佐賀県の小城(おぎ)羊羹をたぶんご存じだと思います。
実は私はこんなに羊羹好きながら、銘柄知識など全くなく、恥ずかしながら先日出会うまでは全く知らなかったのでした。

佐賀県中央部、有明海に面した小城(おぎ)市には、なんと25店舗もの羊羹の銘柄があるそうです。すごい町です。

この小城羊羹の特徴は何と言っても日が経つごとに外側が白く糖化結晶して、薄皮のように羊羹本体を包み込み、食べると外側はカリッ、中はもっちりの食感が楽しめる羊羹の逸品です。

これは切り羊羹とか断ち羊羹と言って、煉り羊羹を羊羹舟と呼ばれる容器に流し込み、固まった所で切り分ける羊羹
最近よく見かけるアルミの真空パッケージで包み込んだ羊羹ではなく、切り分けた一本一本を竹の皮で包み、その周りを昔ながらの経木(きょうぎ~スギやヒノキを紙のように薄く削ったもので、木から出る殺菌成分で味や鮮度を保つために用いる)を巻き、最後に包み紙で包装している。

このため日数が経過すると共に外側の水分が抜けて、白く糖化結晶してくるのである。
昔の人は偉い!実によく考えられた製法である。

ちなみによく知られたメーカーの包装紙をご紹介しましょうね。
左から小倉・本煉・きびざとう

どうですか?とても素敵な包装デザインでしょ。私は一目見て気に入りました。
このすばらしい羊羹を食すには現地へ行くか、取り寄せるかでなければ味わえないなぁなどと思っていたところ、何と!西部高槻店の諸国銘菓コーナーに置いているではありませんか。もう嬉しくて、すぐに買いに走りました。

みなさん、食する時はすぐに食べたくても、じっと我慢して下さいよ。
製造後2週間くらい置けば、きっとあの白くカリッとした食感を味わえますよ。

ところで、みなさんは羊羹の語源をご存じですか?
現在の羊羹は一般的には、小豆を主体とした(羊羹舟)に流し込み寒天で固めた和菓子ですが、

羊羹とはその字から判断するとおり、中国の料理に起源を発するもので、本来は羊(ひつじ)の羹(あつもの)すなわち羊の肉を煮たスープであり、このスープが冷えてゼラチン質で固まった煮こごりが原型だとのことです。

その羊スープの羊羹が、鎌倉・室町期に禅僧によって伝えられ、戒律によって肉食を禁じられているために羊肉の代わりとして、羊の肉の色に似ている小豆を使って代用した精進料理が考案されたと言われております。

その後、慶長4年(1599年)、鶴屋(後に駿河屋と改名)の五代目、善右衛門がテングサ(寒天の原料)・粗糖・小豆あんを用いて炊き上げる煉羊羹を開発したそうです。

私たちの主イエスは御自身を『羊飼い』、私たちを『羊』になぞらえて

わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。
わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。(ヨハネの福音書 10章10節~11節)

と宣言して下さいました。
何だか、主イエスのみことばの祝福の豊かさと羊羹の豊かなおいしさとが交叉して、羊羹の一口が、より味わい深くなりました。感謝。

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